X線CT室
CTとは、Conputed Tomography(コンピュータ断層撮影法)の略であり、CT検査はX線を使い身体の断面像を表示する検査です。現在のCT装置では、様々な断面の作成が可能となり、病体の把握がより的確にできるようになりました。
当院に導入されているCTは、最新のDual-energyCTで骨折による骨髄浮腫を明瞭化できるため、今までMRI検査ができなかった患者様でも新鮮圧迫骨折の診断に役立っています。また、80列マルチスライスCTなので息止め時間が短く鮮明な画像が撮影でき、立体的な形態把握が容易な3D-CT画像を作成することができます。
3D-CT画像は、特に変形した脊椎の形態把握に大きく力を発揮し手術の事前シミュレーションに大きく貢献しています。

変性疾患(椎間板ヘルニア、脊椎管狭窄症、後縦靭帯骨化症など)や脊髄腫瘍の症例では脊髄腔に造影剤を注入し、CT検査を行うCTミエログラフィーを行っています。これにより神経障害の部位を的確に把握し、手術の適用や手術方法の決定に役立てています。
また、検査による被ばくにおいても以前のCTに比べて遥かに低線量で被ばくが少なく、画質においても遥かに向上しています。
導入装置
キャノンメディカルシステムズ80列マルチスライスDual-energy X線CT
- Aquilion ONE SPECTRAL Edition
富士フィルムメディカル 3Dワークステーション
- VINCENT
2024年11月導入