側弯症外来
側弯症外来を開始しました
総合せき損センターでは、専門医による「側弯症外来」を開始いたしました。思春期特発性側弯症をはじめとする脊柱変形疾患に対する専門的な診療を提供いたします。
側弯症とは
側弯症は、脊柱が横方向に曲がる変形であり、特にこどもの成長期に発症することが多い疾患です。日本では思春期の側弯症の有病率は約2~3%とされています。軽度の側弯症では症状がほとんどないことも多く、発症早期での診断が遅れてしまうケースも少なくありません。適切な治療が行われない場合、進行性の側弯症では以下のような症状が見られることがあり、早期からの適切なケアが大切です。
- 姿勢の非対称性(肩の高さの左右差、背中の突出など)
- 腰痛や背部痛
- 高度進行例では、呼吸機能障害や内臓への影響
- 外見の変化に対する心理的な配慮の必要性
早期発見・早期治療の重要性
側弯症は早期に発見し、適切な治療を開始することで進行を防止できる可能性が高まります。特に成長期には急速に進行することがあるため、定期的な検診と専門医による評価が重要です。
自宅でできる側弯症チェック
側弯症は、自宅でも以下のような簡単なチェックで早期発見の手がかりを得ることができます。
- 前屈みテスト:
お子様に腰から前屈みになってもらい、背中を後ろから見ます。片側の背中(肋骨部分)が盛り上がっているように見える場合は、側弯症の可能性があります。 - 肩の高さチェック:
真後ろから見て、肩の高さに左右差がないか確認します。 - ウエストラインチェック:
両腕を自然に下げた状態で、体と腕の間にできる三角形の空間(ウエストライン)の左右差を確認します。 - 立位姿勢チェック:
横から見て、背中や腰の湾曲が強くないか確認します。
これらのチェックで気になる点があれば、専門医への相談をお勧めします。学校の検診だけでなく、ご家庭での定期的なチェックも早期発見につながります。
側弯症治療の実際
側弯症の治療は、曲がりの角度(Cobb角)、年齢、骨成熟度などを考慮して決定します。
- 経過観察
- 軽度の側弯症では、3~6か月ごとの観察を行い、カーブの進行具合を定期的に確認していきます。
- 装具療法
- 中等度の側弯症で成長が残っている場合には、装具による治療を行います。
- 手術療法
- 側弯症のカーブが大きい場合は手術も治療の選択肢となります。
術前・術後
側弯症外来 診療情報
| 診療日 | 毎週月曜日・水曜日・木曜日(受付8:30~10:30) |
|---|---|
| 担当医 | 前田 健、幸 博和、久保田 健介 |
側弯症は早期発見・早期治療が何よりも大切です。少しでも気になる症状がありましたら、お気軽に当センターの側弯症外来をご利用ください。患者様一人ひとりの状態に合わせた最適な治療を提供いたします。