独立行政法人労働者健康安全機構総合せき損センター

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泌尿器科

あらゆる疾患を原因とした排尿障害の診断と治療を専門としています。なかでも脊髄損傷をはじめとする神経障害を原因とした排尿障害(神経因性下部尿路機能障害、神経因性膀胱)の検査・治療については、当センター開設以来の豊富な経験と実績があります。

上記に加えて一般的な泌尿器科の疾患である前立腺肥大症、過活動膀胱、尿失禁、骨盤臓器脱(膀胱瘤など)、血尿(尿潜血)、前立腺癌などの診断と治療もおこなっています。お気軽にご相談ください。

担当医

  • 泌尿器科部長

    高橋 良輔

    • 泌尿器科専門医・指導医(日本泌尿器科学会)
    • 排尿機能専門医(日本排尿機能学会)
    • 腹腔鏡技術認定医(日本泌尿器科学会、日本泌尿器内視鏡学会)
    高橋 良輔
    泌尿器科部長 高橋良輔
  • 第二泌尿器科部長

    今田 憲二郎

    • 泌尿器科専門医・指導医(日本泌尿器科学会)
    • 腹腔鏡技術認定医(日本泌尿器科学会、日本泌尿器内視鏡学会)
    今田 憲二郎
    泌尿器科副部長 今田憲二郎
  • 泌尿器科医師(非常勤)

    牧 知子

    • 泌尿器科専門医・指導医(日本泌尿器科学会)
    牧 知子
    泌尿器科医師(非常勤) 牧知子

女性泌尿器科外来

女性の泌尿器科疾患を専門に診療する「女性泌尿器科外来」が開設されました。

担当は女性の泌尿器科医師が担当致します。 頻尿や尿失禁など排尿に関する症状、血尿や膀胱炎など、何でもお気軽にご相談下さい。

泌尿器科の疾患は男性に多い印象をうけますが、女性の患者さんも少なくありません。膀胱炎や過活動膀胱(頻尿や尿意切迫感)、女性に多い腹圧性尿失禁や骨盤臓器脱など様々な疾患が対象となります。専門の診療科で診察を受けることで症状の改善が期待できます。お気軽にご相談下さい。

以下に代表的な症状と疾患について説明します。

頻尿

1日に8-10回以上トイレに行く場合は頻尿といえるでしょう。原因として、最近テレビCMにも登場する過活動膀胱、膀胱炎、水分のとりすぎ、間質性膀胱炎、などが考えられます。問診(質問票)を中心に、検尿、超音波検査、排尿記録、尿流測定、残尿測定などを行い、病状に応じて内服薬を選択して治療していきます。

膀胱炎

女性の約半数の方が一生に一度は経験する病気です。男性に比較して尿道が短いため、尿道を経由して細菌が入りやすいのが原因です。通常は抗生物質を内服して治療しますが、残尿が多い場合は残尿を減らす治療を優先します。

尿もれ(尿失禁)

  1. トイレに行きたくなって間に合わずに漏れる
  2. 冷たいものを触ったとたんに漏れる
  3. 咳やくしゃみをすると漏れる
  4. 運動をすると漏れる

尿もれ(尿失禁)には主に2つのタイプがあります。1、2は切迫性尿失禁、3、4は腹圧性尿失禁といわれるタイプであり、両者を併せ持つ場合もあります。女性の3-4人に1人は尿もれの経験があるとされていますが、“恥ずかしくて相談しにくい”“年のせいだから仕方ない”として我慢されている方が多いそうです。

問診(質問票)を中心に、検尿、超音波検査、排尿記録、尿流測定、残尿測定などを行い、病状に応じて骨盤底筋体操や内服薬を選択して治療します。腹圧性尿失禁の場合は尿道を支えるメッシュ手術も選択肢のひとつです。

骨盤臓器脱

  1. 会陰部に何か下がってきた感じがある
  2. 夕方になると会陰部にものがある感じがある

膀胱・子宮・直腸などの骨盤内臓器は骨盤の底部にある筋肉などに支えられていますが、出産・加齢などでこれらの支持組織が弱くなると、臓器が膣壁を押して膣外に脱出してきます。これが骨盤臓器脱です。軽い場合には骨盤底筋体操で改善が期待できますが、中等度以上では手術が有効です。

臨床研究

  • 脊髄損傷患者の膀胱蓄尿機能障害に対する抗コリン薬と新規β3刺激薬の有効性と安全性に関する比較研究
  • 難治性排便障害に対する経肛門的洗腸療法が腸内細菌叢と免疫系に及ぼす影響に関する研究
  • 高尿酸血症を合併する前立腺肥大症(BPH)に対するトピロキソスタットの有用性に関する検討
  • 膀胱畜尿機能障害に対するボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法の有効性と安全性に関する研究

外来診療受付

新患
平日8:30 ~ 10:30
再来
平日8:30 ~ 11:30(泌尿器科は11:00まで)
  • お電話での予約変更につきましては、14時~16時にご連絡ください。

外来担当医表

診療日

  • 祝祭日、年末年始(12月29日~1月3日)は休診日となります。